マンガでわかる「すぐやる人」と「やれない人」の習慣 著者:塚本亮

【本の簡単な紹介】

 本書は、「すぐやる人」の持っている習慣や大事にしているマインドセット(意識)について学ぶことができる1冊になっています。マンガ形式で、面白い・分かりやすい・どんどん読める本です。

【本に出会ったきっかけ】

 私自身、怠け癖がある人間で「先延ばし」をしてしまうことがあります。ですが、そんな自分でも「すぐやる人」になりたいという思いは強くあります。そこで、出会った1冊が本書でした。

【こんな人におすすめ】

 「すぐやる人」になりたい人、「先延ばし」を辞めたい人、すぐやる習慣やマインドセットを知りたい人。

 

《ここからは、本書で私なりに大事だなと感じた部分を引用しながら紹介します》

  • 「すぐやる人」は、すぐやることでモチベーション(やる気)を高める

 すぐやる人は、すぐやることでモチベーションを高めます。では、なぜ〝すぐやる〟がモチベーションを高めることになるのでしょうか?

 実は、『ツァイガルニック効果』というのが関係してます。これは、〝人間は途中でやめた物事や達成していない物事に対して、強い記憶や印象を持つ〟というものです。

 例えば、片付けや皿洗いをしている途中で、宅配便が届き、その対応をしたとします。すると、人は『片付けや皿洗いがまだ終わっていない』という記憶や印象が強く働き、なんだかモヤモヤとして、このモヤモヤを無くすために、片付けや皿洗いに自然と取り組むことができるという感じです。これが『ツァイガルニック効果』が働いた例です。

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マンガでわかる認知行動療法 著者:大野裕

 

【本の簡単な紹介】

 本書は、「うつ・不安」などのストレスが引き起こすストレス反応で悩んでいる人達、また仕事・育児等のストレスで悩んでいる人達の助けとなる一つの方法『認知行動療法』について学べる1冊です。

【本に出会ったきっかけ】

 実は、私自身も仕事から適応障害となった過去があります。その時に出会った本であり、うつ症状や後ろ向きな自分を変えてくれた一つでもあります。

【こんな人におすすめ】

 もし、今不安やストレスで悩んでいたり、「今の自分を少しでも変えたい」と考えているがどうしたらいいかわからないという方は、是非一度手に取っていただきたい本です。

 

《ここからは、本の中から大事だと感じた部分を引用・抜粋していきます》

 『認知』とは、モノの受け取り方や考え方のことを言います。

 さらに『認知』とは、気持ちや行動に影響を与えます。極端にネガティブな考えに縛られてしまうと、冷静に問題を解決することが出来なくなり自分で自分を苦しめ豊島します。そうした時に、とっさの考えに縛られずに、冷静に状況に目を向けて客観的に現実を見つめ直し、問題に対処する心の力を引き出すのが『認知行動療法』です。

 

①心と体の警報に気づく

[例]ずっと不安や焦燥感がある(心の警報)、集中力が落ちた(行動の警報)、夜眠れない・頭痛がする(身体の警報)

②立ち止まり、起きている出来事に目を向ける

→心と体の警報に対して、呼吸法や自分を取り戻す方法を用いて冷静さを取り戻す試みをする

③とっさに浮かんだ考えに目を向ける(認知再構成法)

→冷静さを取り戻したら、①で浮かんだ考え方に目を向けてみる。そして、それが本当に根拠のあるものなのか、主観的な考えをしていないかを考えてみる。

④期待する現実に向かって行動する(行動活性化)(問題解決技法)(怒りと不安の管理)

→今、起きている現実をきちんと受け止め、どうなることを自分が期待していたのかを確認する。その上で「今、実際に起きている現実」から「期待する現実」に近づくためにどうしたらいいかを考える。

 

  • 認知再構成法

 『認知再構成法』とは、問題に対する諦めから一歩踏み出す考え方に変える方法です。

何か問題が発生した場合、個人差もありますが、極端にネガティブな捉え方をする人も少なくありません。また、そういった考えが「うつ症状」や「不安」を強め、思うように問題に対して行動することが出来なくなってしまいます。

 そういった時は、まず、

①自分の考えから距離を置いてみましょう。

→自分の置かれている現実に目を向けて、情報を集めます。

②いい面・悪い面に分けてみましょう。

→情報を集めた上で、悪い面だけでなく、いい面も見つかることが多いです。

③現実を捉え直して、期待する・望む現実を設定しましょう。

→人は、ゴールや目標が明確にわかると行動に移すことの難易度が下がる。

 

  • 知っていて欲しい「認知」のこと

 実は、『認知(考え)』が、気分や行動を決定しています。

例えば、『失った』→悲しい(気分)、塞ぎ込む(行動)

    『ひどい』→怒り(気分)、攻撃する(行動)

    『貰った』→嬉しい(気分)、笑顔になる(行動)

 

  • 行動活性化法(具体的に紹介)

 『行動活性化法』とは、楽しい行動ややりがいのある行動を通して心を元気にする方法です。これは外(体)から内(心)へアプローチする方法です。

 実は、私たちのやる気や意欲は、行動を通してやりがいや楽しみを感じてから初めて生まれます。なので、心が元気のない時は、体を動かすことで、おのずと心も元気になってくるのです。

 

  •  問題解決技法(具体的に紹介)

①問題が発生

②問題を明確・具体的に絞り込む

③解決策をできるだけ考える

④一番良い解決策を選ぶ

⑤行動計画を立て遂行する

☆問題・課題の重要度と解決のしやすいものから優先的に1つずつ取り組みましょう。また、不安感が強い時は、自分がリラックスできることをしてから行いましょう。

【メリット】

・解決出来ないという思い込みから自由になれる

・「できる」とわかって前向きになる

・できることがわかると意欲が湧く

・できることを行なっていくことで解決に向け前進できる

・実行したことで達成感と自信が生まれる

 

  • 怒りと不安の管理(具体的に紹介)

『怒り』の対処法

①怒りの状況から距離をとる

②怒りのエネルギーを分散する          『怒り』が鎮まってから

③好きなこと、楽しいことをする    ➡︎               相手に自分の考えや気持ちを伝える。

④身近な人に話す                ☆自分のことだけでなく、相手のこと

⑤相手の立場に立って考える           も考える言い方を意識しよう!

 

  • 『不安』の対処法

 緊張した時は、不安を引き起こしているモノに関心が向いている状態です。

 その時に不安を和らげるのに有効なのは、「マインド・フルネス」です。マインド・フルネスとは、意図的に〝今〟に注意を向けることです。〝今〟に目を向けることで、不安を引き起こしているモノへの関心を引き離すことが出来ます。

・漸進的筋弛緩法筋弛緩法[力を入れて→抜く]

・呼吸法    など

 

 以上が、本書で大切だと感じた部分です。他にも、紹介出来ていない部分や、本書はマンガ形式となっており、とても分かりやすく、すぐ実生活に取り入れることが出来ます。興味がある方・もっと深く知りたい方は、是非一度本書を手に取ってみてください。

 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。次回もお楽しみにお待ちください。

 

アドラー心理学を実生活に取り入れてみた。著者:小泉健一

【本の簡単な紹介】

 本書は、アドラー心理学についての分かりやすい説明、日常生活での活用方法について紹介してあります。

【本に出会ったきっかけ】

 アドラー心理学について、興味を持ったのは『嫌われる勇気 著者:岸見一郎 古賀史健』

を読んでからになります。なんとなくアドラー心理学について知ることが出来たものの、もっと深く学びたいと思いました。そこで、アドラー心理学に関する本を探していたときに出会ったのが本書になります。

【こんな人におすすめ】

 アドラー心理学について学びたい人、アドラー心理学の具体的な活用法を知りたい人

 

《ここからは、本書の引用と私なりの解釈を含めてアドラー心理学を紹介します》

アドラー心理学には、〝5つの理論〟と〝考え方〟があります。

アドラー心理学〝5つの理論〟

①自己決定論→「自分のことは自分で決めている」という感覚のこと。

【メリット】

・他人に囚われない(自分軸で生きる)

・自分の言動に責任感を持つことに繋がるため、失敗や成功をした時の自己成長に結びつく。

 

②目的論→現在の行動の理由を「未来」におく。『原因論』とは、真逆の理論。

[例]起業を出来ない・しない時の原因論と目的論

原因論:起業した時に一度失敗している不安から、起業出来ない。

目的論:起業した後の成功のイメージが湧かないため、起業しない。

【メリット】

・自分の目的を変えれば、行動も変えることができる。例の目的論を『自分は成功したい。起業をしてみたい。』と変えれば、行動(起業する)に繋げることができる。

 

全体論→心と体は繋がっている。

【メリット】

・体を動かすことで、やる気になる。(作業興奮

 

④対人関係論→人間のあらゆる行動は、相手役が存在する。

【メリット】

・自分の行動や感情の先には、必ず相手がいるということを理解し、相手を理解しようとすること。そうすれば自分のことも理解してもらえ、友好な人間関係が築ける。

 

⑤認知論→人は世界を自分の見たいように見ている。

【メリット】

・自己コントロールが上手くなる。(感情に左右されずに言動を選択できるようになる)

 

アドラー心理学〝考え方〟

①課題の分離→物事や考えに対して、それは自分のことなのか他人のことなのか分離して考えること

【メリット】

・自分のやりたいことを出来るようになる。

・自分の課題に集中できる。

・自分のことを大切にできる。

 

②勇気づけ→相手の主体性を尊重し、結果だけでなく過程にも目を向けて、ありのままの存在を受け入れること。

【メリット】

・子育てや職場での指導、マネジメントに有効な方法。

・持続的に相手に活力を与えることができる。

 

アドラー心理学の核かつ最終目標『共同体感覚』

共同体感覚→他者貢献のこと。他者貢献は幸せになるための唯一の方法。

 

  • 共同体感覚を得るための4つ

⒈自己受容→ありのままの自分を受け入れる

⒉他者信頼→周りの人を仲間だと認識する。他者を受け入れる。

⒊自己信頼(他者貢献)→自分を満たしてから、仲間に対し貢献していきたいという気持ち。

⒋所属感→自己受容、他者信頼、自己信頼(他者貢献)が出来てくると、「このコミュニティにいていいんだ」という所属感が生まれる。

 

 以上、本書で大事だと感じた部分を抜粋し、私なりに感じたメリットもまとめてみた。本書は、本当にアドラー心理学について学ぶために、うってつけの本です。もし、アドラー心理学に興味があるが「少し難しそう」「学びたいが時間がない」という人は、是非一度手に取って頂きたいと思います。

 ここまで読んで頂きありがとうございました。次回もお楽しみにお待ちください。

 

Nice to meet you 初めました!

Taira00's blog start!

今まで夢に見ていたブログを始めてみます!

Taira00's blog では、本の紹介や私(Taira)の日々の日記を綴っていく予定です。

初心者ブロガーの初陣、どうか温かい目で見ていただけると嬉しいです。

本日より、よろしくおねがします。