Amazon創業者ジェフ・ベゾスのお金を生み出す伝え方 著者:カーマイン・ガロ

【本の簡単な紹介】

 本書は、Amazon創業者のジェフ・ベゾスが『どのようにコミュニケーションを磨いて世界一のお金持ちになったのか?』について詳しく紹介されている1冊です。物事について深く考え、それを相手にわかりやすく伝えるコミュニケーションスキルについて学べる本です。

【本に出会ったきっかけ】

 私は、できるだけ自分の気持ちや考えを相手に伝えたいと常日頃から考えています。しかし、上手くいく時もあれば、そうじゃない時も沢山あります。そこで、本屋に助けを求めた私が、世界的な成功者であるAmazon創業者のジェフ・ベゾスが、『どのようにコミュニケーション能力を磨いてきたのか?』というタイトルに惹かれて、手にしたのが本書になります。

【こんな人におすすめ】

 伝える力を高めたい人、話が上手になりたい人、成功者のマインドセット(考え方)を知りたい人

 

《ここからは、本書で私なりに大事だなと感じた部分を引用しながら紹介します》

  • 文章がシンプルであることは、重要である

   ーAmazon創業者ジェフ・ベゾスのお金を生み出す伝え方ー

 「話が上手い人」というのは、文章も話も『シンプル』という共通点があります。というのも、ジンプルな文章や話は、聞き手・読み手にとって〝最も理解しやすい〟からです。

 では、どういったものを『シンプル』というのでしょうか?

 シンプルとは、余分な情報がなく、いい意味で簡素である という状態のことを指します。

 つまり、シンプルとは、〝簡潔な表現を追求したもの〟といえます。

 少し、話が変わりますが、皆さんは、長い論文や文章を読むとき、どんな所に目がいくでしょうか?例えば、馴染みのある単語や短い文。自分の興味・関心のあることが書いてある文。すっきりとした構文で書いてある部分だと思います。ここからもわかる通り、必ずしも話し手が伝えたい事は、相手に伝わっているかというと、実はそうじゃないということが多々あります。

 では、相手に自分の思い・考えを伝えるためにはどうするか?そこで、効果的なのが、『相手に注目されやすい、相手が理解しやすい』の特徴を捉えた〝シンプルな文章や話〟なのです。

 是非、何かを伝える時には『シンプル』を追求してみてください。ちなみに、中学1年生〜2年生にもわかるような文章・内容が、目標とするシンプルさのレベルになります。

  • メタファーを作る

   ーAmazon創業者ジェフ・ベゾスのお金を生み出す伝え方ー

 『メタファー』とは、比喩や例え話のような意味です。

 具体的にいうと、『AをBである』という型のことです。

 例えば、『白い肌を雪の肌である』という感じ。この『メタファー』を作ることで、複雑な考えや抽象的なアイディアも相手に理解してもらうことが可能になります。

 つまり、『メタファー』とは、話の上手な人の〝例え話〟だと覚えておくといいと思います。何か、話が複雑な時は、是非『メタファー』を作ることを意識してみて下さい。

  • 話が上手くなる3つの法則

        ーAmazon創業者ジェフ・ベゾスのお金を生み出す伝え方ー

    話が上手くなるための3つの法則を紹介します。

 ①テーマを具体的、簡潔にする。→相手は、何についての話か理解しやすいことで安心する

 ②3つのメッセージ(キーセンテンス)を作る。→テーマに沿った3つの段落を作ると、相手も読みやすい

 ③②の3つのメッセージに肉付けしていく。→より、メッセージの内容を充実させていく。

 

 以上が、私が本書で特に大事だなと感じたことです。本書には、他にも沢山のAmazon創業者ジェフ・ベゾスがコミュニケーションを磨いた方法や大切にしている考え方・習慣などが紹介されています。私自身、読んでいて学びを多く得ることができたオススメの一冊なので、是非、本屋に立ち寄った際には、一度手に取ってみて下さい。

 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。また次回もお楽しみにお待ちください。